RICHO THETA SCのレンズ交換 ニコイチ修理
落下によりレンズが破損した360°カメラのRicoh Theta SCを入手したので修理してみました。
実は一度中古で同じモデルであるTheta SCを持っていたのですが、ある日wfIi、カメラ、動画の三つのLEDインジケータが点滅してフリーズするというソフトウェアトラブルに見舞われて天に召されてしまったので、レンズだけ交換しニコイチにして修理しようというのが今回のお話です。
Theta SCの分解自体はすでに数々の先輩方が着手されており、情報が豊富にネットにあるので難易度はかなり低い修理でした。
底面のシールを剥がします。このシールはwifiのパスワードが印字されており、組み立て後に貼り直すので丁寧に剥がしましょう。
シールの下に+0番のネジが見えてきます。
片方のカバーだけ外せれば良いので、シャッターボタンの反対側のネジ2本だけを外します。
このカバーは2本のネジ以外にはツメではまっているだけなので、引っ張っれば外れます。
そうすると中の基盤やらバッテリーやらが見えてきます。
ショートが怖いのでバッテリーを外しましょう。バッテリーは本体と両面テープでくっ付いています。
なおTheta SCは本体メモリーに8GBのmicroSDを使っているので、用量を増やしたい方はバッテリー下のプレートを外してさらに分解を進めると交換できます。(私の使い方だと360°カメラは変化球的なサブカメ扱いなので、今回は交換しません)
特徴的な魚眼レンズの上下にネジがあります。
フレキケーブルが左右にあるのでこれを外します。
そうするとレンズが摘出できる状態になります。
一応レンズには向きがあるのですが、ケースとレンズのかみ合わせが左右で違うので組み立てに間違うことはないと思います。
後はレンズを交換してカバーを付ける前にバッテリーを取り付けて動作チェックしておしまい。
作業時間的には1時間もあれば終わります。
修理に出すともう一台中古で買えてしまうので、修理の見積もり金額よりもだいぶ安く済みました。